嫉妬心は向上心の裏返し
インスタやフェイスブックなどのSNSを開くと、
知り合いの人達の豪華な海外旅行や、豪華なディナーの
素敵な画像が目に飛び込んでくることがあります。
そういう時に、悔しいような妬ましいような
嫉妬の気持ちが浮かんできてしまうことはありませんか?
私は、たまにあります。(笑)
人間だから、嫉妬心を持つのは仕方の無いことです。
だけど、この嫉妬の気持ちは、
そういう素敵な画像を見て、自分もそういう素敵な体験をしたいという
向上心の表れでもあるんです。
だから、嫉妬を感じたからと言って、
そこにネガティブな意味ばかりを見出す必要は無いですよ。
20代の頃は、嫉妬に大変苦しみました。
今もSNSを見て、嫉妬してしまうことはありますが、
その嫉妬心は、そんなに長くは続きません。
その瞬間は嫉妬しても、次の瞬間に忘れている程度のものです。
大抵、翌日には、忘れてしまっています。
だけど、20代の頃の私は、嫉妬心の塊で、
人と比べては落ち込み、妬ましいと思い、
どうして自分はそういう境遇ではないのかと
自分の置かれた立場を呪っていました。
そして、その嫉妬心はどんなに消そうとしてもくすぶって、
常に嫉妬の炎を胸の中に抱えていました。
何に対して嫉妬しているのかを自覚してみる。
自分が何に対して、嫉妬しているのか、
その嫉妬の対象と向き合うことが、まず最初にしてみることです。
嫉妬というドロドロした感情と向き合うこと、
これは苦しいことですが、それをしないことには、
ずっとずっと嫉妬心が消えず苦しいままです。
私は20代の頃、本当に嫉妬で苦しかったのですが、
それは、やりたいことがあったからです。
私には、留学したいという夢がありました。
だけど、私の学部は外国語学部でも無く、
とりわけ語学が得意というよりも、どちらかというと苦手でした。
だけど、大学の友人は、外国語学部ではないけれど、
教育熱心な親御さんのすすめで、留学しました。
その友人は、一度、留学費用を語学学校に持ち逃げされるという
詐欺にあいました。
きっと、私なら、留学費用を持ち逃げされるなんて、
そんな学校を選んでしまった自分をすごく責めてしまうと思います。
もしかすると、そんな学校を選んでしまった私の落ち度を親も責めるかもしれません。
だけど、友人は、親に責められることも無く、自分を責めることも無く、
留学費用という大金を失ったにもかかわらず、親が改めてお金を出してくれて
留学していきました。
そんな友人を見て、嫉妬の気持ちでいっぱいで、
とても苦しかったのを覚えています。
詐欺にあったのに、またお金を出してもらうなんて
なんて甘えてるんだろう、とか、
留学したって、英語が上達するとも限らないじゃない。
とか、そりゃもう、心の中にどす黒い思いが渦巻いていました。
だけど、私は、その友人に嫉妬しているということを
つくづく自覚して、そして、羨ましくて仕方ないということも分かりました。
友人みたいな恵まれた環境に育ちたかったというのが
私の本音でした。
嫉妬心に打ち勝つには行動するしかない。
友人の境遇が羨ましくて仕方ない。
そのことを自覚して、そんな自分を受け入れました。
だけど、この嫉妬心を打ち消すには、
本当に自分のやりたいことを行動に移すしか消すことは出来ません。
つまり、私の場合だったら、私も彼女と同じように
留学をするということが、唯一の嫉妬から自分を救える方法です。
だけど、どうすればよいのか?
お金をどのように工面しようか?
留学するには時間もかかる。
時間はどのように捻出すればよいか?
英語力も全然足りない。
勉強はどうやってすればいいのか?
海外に理解のある親でもない。
家族はどのように説得すればよいか?
問題は、山積みのように思えました。
だけど、嫉妬を自覚したことで、
やらなければいけないことが、こうして見えてきました。
嫉妬を自覚して、行動するまでも時間がかかりました。
そして、実際に、やっぱり留学したい!と思って
行動に移すまで、嫉妬を自覚してから6年の時間がかかりました。
十分な準備ができたとはいえませんが、
それでも、留学することはできました。
ただ、行っただけでは、英語がすぐに
話せるようになったわけでは無いのですが、
行ったことで、それまで抱いていた嫉妬心は
本当に霧が晴れるように、すっかり消え去っていました。
もし、留学しないまま、年を重ねていたら、
きっと、行かなかったことをずっと後悔していたと思います。
そして、留学していく人達への、
嫉妬心がいつまでも消えなくて苦しくて仕方なかったと思います。
だから、嫉妬で苦しくて仕方のない時は、
それを、自覚して、行動するしか解決できません。
今、嫉妬で苦しい人は、行動することです。
私のように、準備に時間がかかって、
叶えるまでに時間がかかるかもしれません。
だけど、行動すれば、必ず達成できます。
嫉妬を乗り越えて、嫉妬の先の晴れ晴れとした
景色を必ず見ることができます。
勇気のいることですが、嫉妬を自覚して
一歩踏み出してみてください。
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