もうすっかりお正月気分も抜けましたね。
1月ももう半ば過ぎ。
新年いかがお過ごしでしょう。
私は、長年の夢が叶いました!
それは、全く、予想していないことでした!
令和二年。
結婚して9年目。こんな嬉しい変化が起こるとは!
目次
奇跡のビーフシチュー。こんな日が来るなんて!
家電量販店のお正月セールを見に行った夫。
電気調理器の店員さんのセールストークにすっかり気を良くした夫。
なんと、電気圧力鍋を買って来たのです。
それまで、料理して欲しいと頼んでも一向にしなかったのに!
なので、正直に言えば、また余計なものを買って来て・・・と思いました。
もし、使ったとしても、多分1度で終わってしまう。と初めから諦めの境地。
まあ、一度でも使ってくれたら、あなたのことを、見直しますよ。
と、なんとも上から目線なことを思っておりました(笑)
そして、圧力鍋を買ってくると連絡とともに、ビーフシチューを作ると連絡が。
そして、材料はこれとこれを買って来てと指示がありました。
仕方ない。
せっかく本人がやる気になっているのですから、そのやる気の芽を摘んではいけない。
というわけで、具材を買ってきました。
初めは、私に切っておくようにという指示もありました。
いやいや、洗って切っても、料理の大事な作業工程の一つです!と訴えて本人にやってもらいました。
ちまちまとブツブツ言いながらしぶしぶ用意する姿が面白い(笑)
そして、完成!
まあ、ちょっと具材が大きくて、思ったよりも少ない量が出来上がりましたが。
だけど、本当に、本当に、本当に、嬉しかったです。
きっと、料理なんて、当たり前に作ってくれる優しい旦那さんもいると思います。
でも、うちはそうでは無かったので。
だから、夢として、いつかそんな日が来ればいいなと思っていました。(期待薄)
だから、ちゃんと作って、お皿に入れて、私に出してくれたことが嬉しかった!
「味は、どうだ?」
と聞かれたら、
「美味しい!」
と、満面の笑みで答えたくなります。
「よく味が染みている。ジャガイモにも人参も型崩れ全然してないよ。〇〇(夫の名前)、料理の才能の有るよ!」
と、これはお世辞では無くて、自然と誉め言葉が私の口からこぼれました。
「そうか?本当にそんなにうまいのか?だけど、確かに、旨くできたな。また作ろうかなア。」
と、まんざらでもない夫。
「本当に美味しいよ。私より上手だよ。また作ってよ。」
と、さらに褒めてみます。お世辞じゃ無いですよ。(ちょっと大げさだけど)
「そうか、俺もやれば出来るんだよ。」
と、すっかり有頂天な夫。
そして、また奇跡が起きたのです。
奇跡のぶり大根。令和二年は新時代!
すっかり、料理に(というか圧力鍋に)目覚めた夫。
だけど、まあ、そのやる気もいつまで続くかと・・・全く期待しておりませんでした。
が、しかし!
数日後に、奇跡は起こるのです!
なんと、夫がまた作ると言い出したのです!
どうやら、説明書と一緒にレシピ本が付いていたらしく、それを見ていると思ったより工程が簡単に見えたそうです。
そして、作りたくなったと。
そして、今度は、自分で食材も買ってくると!
確かに、食にはうるさいころがあります。夫は。
(一緒に買い物に行くと、いきなり食材を厳選しだすので、ちょっとめんどくさい(笑))
そして、その日は自ら、作り始めました。
その日は、文句も言わず、黙々と。
そして、ブリの臭みを取る作業までちゃんとやっていてビックリ!
そして、下準備をして、圧力鍋のスイッチポン!
ぶり大根、完成!
汁気のほとんどない、かなり薄味のぶり大根。
だけど、
まさか、
こんな短いスパンで、また夫が調理するとは!
「どうだ?」
と、やっぱり聞いてくる夫。
「素材の味が生きてるよ。美味しいよ。」と、私。
「俺は、ホントはもっと濃い味付けが好きだけど、お前が関西出身だから薄味にした。」
と、よく分からない言い訳をしてくる夫。
(※関西は淡口(うすくち)しょうゆが主流ですが、関東の濃口しょうゆより塩分が実は多め。)
「薄味だけど、まろやかだよ。味付けは私よりセンスあるよ。」と、私。
「そうか、だけど、もっとうまくできる気がする。また作ってやろう!」と、これまでに無かったやる気を見せる夫。
まあ、だけど、もう飽きるかなと思っていました。
だけど・・・。
2度あることって本当に3度あるんだ!3度目の奇跡!
まだまだ、どうやら本人のやる気は継続しているようでした。
なので、私も、圧力鍋のレシピ本をチラッと見てみました。
ほほぅ、なるほど。
というわけで、今度は、私からリクエスト。
「豚汁を作ってください!こないだのぶり大根美味しかったから。」
さあ、どんな返事が返ってくるかな?
どうなることやら?
と思ったら、
「しょうがねえなあ。作ってやるかあ。」
と、なんと、また作ってくれました。(意外!)
やぱり、味はちょっと薄味。そして、やっぱり、具材大き目。
そして、やっぱり、
「関西人は薄味が好きなんだろ?だから、薄めに作った。」っと夫。
この言い訳はよく分かりませんが。
(※薄味じゃな無くて、おそらく淡口と間違えてる。)
「うん。私、こういう味、好きだよ。やっぱり、センスあるよ。」と私。
「そうか、そうかな。」と夫。
「具材も食べ応えあるよ。すごく健康的な味付けだよ。」と私。
「そうか、じゃあ、また作るよ。」と夫。
それからというもの、本当に、作っているのです!
きっと、一度や2度で飽きてしまうと思っていたのです。
結局、私が作るんじゃない(怒)という未来を想定していました。
だけど、違った。
夫が継続して、圧力鍋を使っています。いえ、使いこなしています。
こんな日が来るなんて!(嬉泣)
褒められて嬉しくない人はいない。
以前の、私は、あまり人を褒めない人でした。
これは、育ってきた環境や性格も多少影響していると思います。
同世代の昭和生まれの方は多いかもしれません。
あまり、褒められた経験がありません。
どちらかというと、「調子に乗るなよ」という教育でした。
そして、「謙遜が美徳」という風潮だったと思います。
なので、私自身があまり褒め言葉を知りませんでした。
だから、人の誉め方を知らない。
そして、何よりせっかく褒めてもらっても、「ありがとう」が言いえないんです。
自動的に、誉め言葉を打ち消してしまっていました。
「そんなこと無いですよ。」とか、あえて、その後に自虐な言葉を言ってしまったりとか・・・。
だけど、それは、褒めてくれた人にものすごく失礼です。
せっかくいただいたものを、その場で床に落とすくらいに失礼なこと。
そのことに気付いてからは、褒めてもらったら素直に受け取ってます。
ちょっと、厚かましいかな、これってお世辞なんだろうな、と思う言葉でさえ受け取っています(笑)
それで、少しずつ誉め言葉が、私の中に蓄積されていきました。
ちょっと、外国語の勉強に似ています。
外国語を学ぶには、まずは単語を覚えて、使ううちに自然と口から出ます。
同じように、褒められたら受け取って、また自分も誰かを褒める。
すると、自然と人の良いところに気付けるようになります。
そして、人の良いところに気付けるようになると、自分の良いところにも気づけます。
そんな良い循環から、夫の手料理も心から喜ぶことができて、自然と褒めることができたんだろうなと思います。
褒められて嫌な気分になる人はいませんからね。
そういう意味では、夫は誉め言葉をそのまま受け取りますから、褒められ上手ですね(^-^)
人を褒めても、お世辞って思われるんじゃないかなとか、遠慮してしまう人は、まずは褒められたら受け取ってみて下さい。
だけど、それもこそばゆいって思ってしまう場合は、まずは自分を褒めてみると良いですよ。
今日も、仕事にちゃんと間に合ってエライ!
今日は眉が上手に描けてエライ!
とにかく、生きてていエライ!
何でもいいです。
自分のこともほめて伸ばしましょう。
夫の料理が続くことを願いつつ、また作ってくれたら全力で褒めようと思います。
だけど、贅沢を言えば、洗い物もやってくれたら、最高なんだけどなあ(笑)とちょっと欲が出てしまう。
人は、欲深いものですね(笑)
とにかく、何か一つでも自分を褒めて1日を終えて下さいね(^_-)-☆
令和二年は、始まったばかり。
まだまだ、これからですよ♪(^^♪