私は、雨に濡れるのが、すごく嫌いでした。
子供の頃に見たニュースで、酸性の雨が、
ビルのコンクリートを腐食し、外壁を傷め、建物内部に深刻な被害をもたらし、
人体にも甚大な影響を与えるというのをやっていて怖くなったんです。
なので、このまま雨に濡れていたら、雨のせいで病気になって死ぬ!と思ったんです。
純粋なのか、バカなのか(笑)
確実にバカも大バカです。
あれから数十年経ちました。
ビルは雨によって倒壊していませんし、人間も雨で死んだとは聞きません。
本当に、いい加減なものですね。
メディアを通して、本当のように語るけど、それは真実かどうかは疑わしいです。
なので、雨に対して異常なまでの嫌悪感を何年も持っていました。
雨が少しでも降ると、すぐに傘を買いました。
そして、言えに傘がどんどん溜まりました。
そんなに傘を持っているのに、なぜか、不意打ちで雨が降る時に限って傘を持っていないのです。
そして、傘を買いにお店に入り、
買って外に出てみると、
もう、止んでいる。
そんなことも多かったのです。
そして、冷静になって考えてみました。
どうして、そんなに雨に濡れるのが嫌なのか?
考えてみたんですが、
大した答えは無くて、
雨に濡れたところで、何も起こらないんです。結局。
まず、雨では死なない(笑)
(風邪はひくかもしれないけど)
そして、濡れたら乾かせばいい。
雨を汚いと思うなら洗えばいい。
それだけのことだったんです。
または、雨の間、買い物したりお茶してても良いんです。
または、傘をくれる人もいるかもしれません。
全くしならない人が傘に入れてくれることもあります。
同じ方向で短い距離を実際に全く知らない人が傘に入れてくれたこともありました。
雨が降っても慌てることは無いんです。
雨の対策なんて、至ってシンプル。
雨に濡れるか濡れないかなんて、問題ですらなかったんです。
それに、何より、雨は必ず止みます!
本当に、ばかばかしい思い込みをずっと握りしめていました。
なので、小雨程度の雨なら、初めから傘を持たずに歩けるようになりました。
雨は思ったほども冷たくないし、
雨のおかげで、晴れの日よりホコリが気になりません。
小雨の中歩くのは、むしろ晴れの日よりも快適なくらいです。
なので、今は、前より雨が平気です。
雨の日の空気感の方が私の性格にも合います(笑)
もう突然の雨に、傘を探して慌てなくなりました。
傘が無いくらい大したことはない。
そして、他のことも同じだなと言うことに気づきました。
雨だけでなく、他の人生に起こる出来事も、実は大したことない場合が多いんです。
ただ、重大に受け止めて、深刻に悩んでしまうと、答えがみつからなくなってしまうだけです。
雨がいつかは止むように、問題もいつかは解決しますから。
それに、雨は生きていくうえで、必要なものです。
雨が降ることで、飲み水やその他の水源を確保できて私たちは生き延びてます。
だから、人生で起こるどんな問題も、必要なことなんです。
問題の渦中にいるときは、そう思えないかもしれませんが、
時間が経って振り返ってみると、必要なことだった。
そう思える日が来ます。
だから、慌てずに行きましょう。
慌てて傘を買わなくても、大丈夫です!
雨は必ず止みますから。